現会長 森兼一樹が、知り合いから分けられた種芋を育て始めました。その芋は近隣で評判となり、規模を拡大。その後【早雲蜜芋】と商標登録して、より多くの方にお届けするようになりました。
早雲蜜芋とは
岡山は井原の地で、地元の人々が主に自分たちで味わうために細々と栽培してきたお芋です。
古来、他の芋より甘くて美味しいものを種芋として残し、自然の成り行きにまかせながら代々受け継いできたお芋を焼くと、蜜がしみ出してくる事から「蜜芋」と呼んでいました。
サイズの不揃いは野生の証し。芋本来の生命力を活かし、減農薬で栽培しています。
野趣あふれる無骨なカタチがこの芋の特徴です。過度な人手を掛けず厳しい自然条件で育てた芋は、自らの中に生き延びる力を貯えます。
それがこの強い甘味の基—芋本来が持つ生命力の味です。晴れの国岡山の井原地区で人知れず育てられてきた奇跡の芋、戦国の名将ある北条早雲の生誕地でもある事から「早雲蜜芋」と名付けました。
蜜芋職人 “森兼 一樹”
早雲蜜芋本舗の畑で最高齢にして、最も元気のある男。とにかくよく働き、人手が要る収穫期以外、広大な芋畑を一人で世話しています。孫のような蜜芋のためにしてやりたいことがたくさんある、むしろしないと気が済まない。毎日まいにち見守られ、可愛がられる蜜芋たちは、幸せ者ならぬ幸せ芋だ。
丘の上の芋畑
早雲蜜芋が育つ畑は岡山県井原市の山奥、小高い丘の上にあります。太陽が東から昇ろうとも、西へ沈もうとも、影にならない丘の上。芋たちは周囲の自然に身を任せ、しっかりつるを伸ばし、みっちり葉を広げてのびのび育ちます。
天然の貯蔵庫で熟成
土の中で、ぷっくりもっくり太った芋を収穫した後は、美味しさの為の熟成期間が必要となります。その熟成を行うのが特製の「石室」です。石室は、蜜芋職人である森兼一樹が数年かけて岩盤を削り、運び、築いた貯蔵庫です。この石室で年中、温度や湿度を一定に保ち、芋の甘さを引き出します。この熟成により、蜜芋本来の甘みとしっとり感あふれる至高の味が完成します。
お召し上がり方
早雲蜜芋は、毎年11月に順次出荷しています。このお芋は冬の寒さによって味が深まり、甘さと密を作り出していきます。
11月初旬の発送商品は、蜜が皮に出て、しっとりとした口当たりを味わっていただける新芋。また、冷暗所で保存していただき、12月頃、少し寒さにさらしたお芋を焼いていただくと、蜜がたっぷり、中はクリーミーで、まるでスイーツのような一品になります。二度のおいしさをぜひ、味わってみてください。
賞味期限
お届け日から常温(14~16℃くらい)の保存で約2カ月程度。
自然のものですので、なるべくお早めにお召し上がりください。
保存方法
風通しの良い冷暗所に保存してください。
※冷蔵庫での保存はすぐに腐ってしまいますのでお避けください。