人生100年時代。自分らしく輝くための人と人、人と学びのご縁をつなぎたい。
幼少期より食と住まいに興味があったことから、大学在学中に調理師専門学校にも通い、和洋 ・製菓を学んで、調理師免許を取得しました。
専門学校を卒業後、イタリアへ料理留学を経て、福山市(広島県)でカフェを開業。素材を生かした優しい味わいのイタリアンやジャンルにとらわれない家庭料理が好評で、お客様の要望でお料理教室も行っていました。また同時期には、実家が建築業であったこともあり、インテリア、建築を学び、インテリアコーディネーター、建築士としても活動していました。
2010年には地元岡山に戻り、かねてから要望の多かったお料理教室を開講、同時期に国産果物や野菜などの原材料使ったコンフィチュールやドレッシングなどの加工品の製造販売を開始しました。
そして、これまで培った経験から「自分らしく輝くための人と人、人と学びのご縁をつなぎたい」との想いから、大好きな地元岡山で衣食住に関わる講師・講座をコーディネートする大人のエコール(学校)Ecolvie(エコルヴェ)を2019年に開校しました。各分野ともバラエティに富んだ専門の講師陣により、多くの方に講座参加いただいています。
【資格 経歴】
関西大学商学部卒、辻調理師専門学校卒
調理師、2級建築士、インテリアコーディネーター
2001年 Café blue beans(広島県福山市)開業
多くのお客様からお料理の美味しさ、センス、新しさで支持を得て、お料理教室も開催する。
経営全般、メニュー開発、調理、接客、店舗コーディネートなどをトータルで運営プロデュース。
2010年 お料理教室 C'est stylé(セ・スティル)主宰
毎月150名ほどの生徒さんに、お料理を教える傍ら、企業のクッキングイベント、テレビのお料理コーナー等多数出演。
2010年 加工品 Fruits de Soleil (フリュイドソレイユ)製造販売開始
国産果物、野菜などの原材料を使った濃厚で自然な風味のコンフィチュール、ドレッシングなどをプロデュース。
※岡山県内のデパート、銀座三越などで販売実績あり。
2019年5月 Ecolvie-エコルヴェ -開校
上質な学びで人生を豊かにしたい、100年時代を見据えた大人の女性の生き方を応援したいとの想いで、大人のエコール Ecolvie(エコルヴェ)開校。校長を務める。
「規格外野菜」を食料品として加工・販売
■規格外野菜とは
規格外野菜とは、大きさや形、色などが、市場で定められている規格から外れている野菜のことで、形が曲がっていたり傷があったりする野菜は市場で流通されにくいため、多くが廃棄処分されています。その廃棄量は、年間で生産量のおよそ20%あると言われています。しかし、実際の味や品質は規格品に劣りません。
■商品開発のきっかけ
規格外野菜を生かした商品開発をはじめるきっかけは、福山でカフェをしていたときの常連客だったトマト農家の方が、お料理教室用として沢山のトマトをいただいたときでした。農家さんから聞かされた内容は「お天道様には勝てない」という悲痛な嘆きでした。トマトは雨の日が多いと、市場に出せないものが沢山でるとのことで、規格外のため農場で破棄処分される量は、年間生産量のおよそ20%、多いときにはそれ以上になるとのこと。天候で左右されるサイズや形ですが、味はしっかり美味しく、愛情と大地の恵たっぷり。それが破棄されている事の現状を知った時は、ショックで涙が溢れました。
生産にかける時間も愛情も経費も同じで、早朝から遅くまで作業される農家さんの直の声を聞いて、こういったものを使って、良いものに変えたいという想いから、規格外野菜を地元農家から直接仕入れて、コンフィチュールやドレッシングなどに加工して販売を行っています。
■生産者と消費者をつなぐ掛け橋に
エコルヴェでは、規格品と同様に生産者が手間暇かけてつくられた規格外野菜を生産者から購入して、エコルヴェの講師でもある発酵食や薬膳のプロフェショナルとチームを組み、ジャムや野菜ペーストなどを開発しています。私たちのカラダが喜ぶだけでなく、フードロスといった食にまつわる問題にも取り組み、次の世代へ豊かな食文化をつなげていくこと、持続可能な食環境のあり方と、美味しい生活の両輪を目指しています。
生産農家のご紹介
秋山 佳範さん − 秋山さんちの人参 −
岡山市北区玉柏で、代々70年以上続く根菜生産者。
人参1.5ha、大根1.2haをメインに、パクチーや黄ニラも育てています。
幼い頃から野菜づくりに触れ合っていたため、農業をはじめることに全く抵抗はなく、ごく自然な流れで17歳のときに就農しました。
生産以外にも地元小学校で野菜作りを教えるなど、子供たちに農業の魅力を伝えることを通じて、岡山の農業を盛り上げています。
− 栽培地の環境と土づくり −
玉柏地区は、水はけがよく、砂地のため根の張りがしっかりするので、立派に育つことから、野菜作りには適している環境です。
また、栽培に大切な土づくりに関しても、野菜の収穫が終わると同じ場所で稲作を行っていること、さらに有機物を混ぜ込むことでいい土ができています。
− 秋山さんちの人参 −
一般的な人参の糖度は、だいたい7度くらいですが、秋山さんの育てる人参の糖度は12〜13度あります。
この香りが良く、甘みの濃い人参ができる理由は、栽培地の条件をよく知り、その環境をしっかり整えていることにあります。そうすることで、たとえ規格外(形や大きさなど)になってしまった人参でも、甘さも品質も規格内のものと変わりません。
秋山さんちの人参ドレッシング 岡山産
■コメント
甘さも品質も問題ないのに、食材にあがることのない人参を美味しいドレッシングにしました。
油は米油を、お砂糖の代わりに100年以上続く伝統の本味醂を煮切った蜜、フランスのマスタードなど人参以外の材料もこだわった、身体にも優しいドレッシングです。
健康、ダイエット、人生100年を楽しく生きるために、そばに置いて欲しい人参ドレッシングに仕上げました。
■原材料名
人参(岡山県産)、玉葱、米油、本みりん(餅米、米麹、醸造アルコール、糖類)、穀物酢、粒マスタード、レモン果汁、塩、黒胡椒
竹林 秀敏さん − 丸秀ファーム −
岡山市南区藤田で、稲作をメインに裏作として玉ねぎを栽培しています。その他、冬至かぼちゃや二条大麦なども育てています。
学生のころから農業に興味があり、叔父叔母の農業をよく手伝っていました。手伝う中で自分の農場を持ちたいという想いが強くなり、独立、就農しました。
農業を学べる社会人向けの学校へ通い、2019年に「株式会社丸秀ファーム」を設立、野菜好きが高じて、野菜ソムリエの資格も取得しました。
− 栽培地の環境 −
藤田地区は玉ねぎの産地として有名です。この地区の玉ねぎは、畑でなくて田んぼで作ることから品質が安定し、干拓地のためミネラルが豊富で、みずみずしく甘いのが特徴です。
− 丸秀ファームの玉ねぎ −
丸秀ファームの玉ねぎは、肉厚でとても甘いのが特徴で、5種類の玉ねぎを年間150トン生産しています。以前に知り合いのトマト農家から糖度計を借りて測ったところ10度と一般的な玉ねぎの約2倍の糖度があることがわかりました。
そんな美味しい玉ねぎを育てるために欠かせないのが、土づくりです。一番こだわっているのは、地味ではありますが、中耕といって生育中の玉ねぎと玉ねぎの間の土を鍬で耕す作業を行っていることです。この作業は、首や腰が痛くなるほどの大変な作業のためほとんどの農家で行っていませんが、この作業をすることで土の中に空気が入って土が柔らかくなるので毎年必ず行っています。また、信頼のおける牧場(岡山県赤磐市)から牛糞を仕入れ、堆肥として利用しています。
竹林さんちのたっぷり玉葱ドレッシング
■コメント
規格外で市場に出られない岡山県産の美味しい玉葱を贅沢に使用しました。国産米油と昔ながらの製法で作った本みりんをじっくりと煮詰め、鰹節の旨味を効かせたドレッシングです。
■原材料名
玉葱(岡山県産)、米油(国内製造)、本みりん(餅米、米麹、醸造アルコール、糖類)、穀物酢、醤油(小麦・大豆を含む 国内製造)、食塩、マスタード、鰹節、黒胡椒