Asai Farm and Molln

3 商品

夫婦二人で営む小さな農家

2012年、実家のあるのどかな里山の岡山市北区御津に引っ越し、両親から農業を引継ぎました。2016年からは、栽培期間中は農薬・化学肥料・ホルモン剤を一切使用せず（※）、自然と微生物の力をかりて、独自の土づくりを行っています。農薬や化学肥料の使用をやめたきっかけは、両親から農業を引き継いだときに妻が感じた『作物の消毒』への違和感でした。当時、農業未経験者だった妻は、米作りや葡萄作りにおいて、「籾種をこんなきれいな色の液（消毒液）に漬けるんだ？」「消毒をするには、分厚いカッパを着て、分厚いマスクをしないといけないんだ？」「種なしの葡萄は、わざわざホルモン剤に漬けて作るもんなんだ？」と次々に疑問が湧き上がりました。その言葉を聞いて、今までの当たり前だと思っていた農業に立ち止まり、『安心して、安全な作物を作る』という考えに移行、現在では農薬や化学肥料、ホルモン剤の使用を一切やめて、米、葡萄、大豆の他、季節野菜や麦を栽培しています。

（※）「栽培期間中は農薬・化学肥料不使用について」
有機JASなどの認証は受けてないが、農薬・化学肥料を使用せずに栽培した農産物について自主的に表示している。農林水産省「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」H15年5月改正で「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」の表示は禁止されている。農薬・化学肥料を使用していない農産物は「栽培期間中、農薬・化学肥料不使用」と表示することとしている。

＜＜孫に安心して食べさせられるものを＞＞

土壌づくり

栽培期間中は農薬・化学肥料不使用、自然と微生物の力をかりた土づくり

土づくりに使用するのは、山から切り出した竹を粉末状にした「竹パウダー」と、微生物の力を借りた「米ぬかと米麹で作ったぼかし」。また、病害虫対策には、昔ながらの「焼きすくも」を使用しています。稲用の田んぼに植えたレンゲや大豆の根粒により、肥沃な土壌作り、豊かな作物を育んでくれます。種も仕掛けもなく、手間ひまかけた土づくりこそ、おいしさの最大のヒミツです。
また、米、麦、ジャガイモ、さつまいも、大豆等を輪作して、連作を控えています。

（竹パウダー）

竹粉に含まれる乳酸菌が土中の微生物を活性化し、農作物の成長促進、食味・糖度アップ、病気・害虫被害の減少等に効果があります。

（米ぬかと米麹で作ったぼかし）

微生物を土中に取り込むことで、力強い土地を育み、病害虫に強く、栄養豊かで安心安全な作物を作ることできます。

（焼きすくも）

焼きすくもを土中に入れることで、湿気を保ち、草を抑え、病原菌の殺菌をする効果があります。また、すくもが微生物の住処にもなります。

食育

「見て・知って・学んで・食べて・親しむ」

大人と子どもが食と自然に親しめる場

口に入る物を自分で選べない子どもたちの心と身体を守れるのは大人だけ。添加物・農薬・化学肥料など全てを回避するのは不可能かもしれませんが、「少しでも安心して食べられるものを」との想いで、2016年より全ての農作物を栽培期間中は農薬・化学肥料・ホルモン剤不使用で作っています。
季節ごとの農業体験をはじめ、子どもたちが野山をかけ回り、自分たちでの手で作って収穫したものを食べる「森の保育」、旬の野菜や加工品を買える朝市やバザール、気まぐれティーハウスなど様々な企画で自然と触れ合える機会を作っています。

毎月開催	季節開催	気まぐれ開催
しゅんの市（第２日曜日開催）	れんげバザール（5月初旬）	気まぐれTea House Molln
農業の体験会	焼き芋バザール（12月初旬）	その他イベント
森の保育	ブドウ狩り
・田植え　・大豆種まき・稲刈り　・枝豆収穫・芋掘り・じゃがいも種植つけ・サツマイモ植つけ　　etc…	大麦ふみ etc…

「特別栽培」農産物

白米・玄米	朝日、きぬむすめ、ヒメノモチ
穀物	大麦、もち麦
大豆・黒豆	丹波系黒豆、小豆、大豆、白小豆、白大豆、ササゲ
季節野菜	きゅうり、南瓜、茄子、じゃがいも、ピーマン、サツマイモ、オクラ、トマト、インゲン、ズッキーニ、バジル他
果物	ぶどう（ピオーネ、シャインマスカット、オーロラブラック、ゴルビー、ゴールドフィンガ―）イチジク、柿
焼き芋	紅はるか
麦茶	丸麦タイプ、ティーバッグタイプ
黒豆入り麦茶	ティーバッグタイプ
その他	れんげ米みそ、干しぶどう、甘酒