黄にらとの出会い
黄にらとの最初の出会いは、黄にら農家を営む幼なじみとの繋がりでした。野菜の彩りとしては珍しい黄色のにらを手間暇かけて育て上げる姿に影響を受け、いつしか自分でも栽培したいと強く想うようになり、勤めていた一般企業を退職し、5年前に就農しました。
長くお客様に食べていただけるよう、長く生産が続けられるように農薬化学肥料の使用削減に取り組んで栽培しています。
生産量の約7割を占める岡山産黄にら
黄にらは岡山県の特産物で、全国一の生産量を誇ります。特に当園の畑もある岡山市北区の牧石地区は黄にらの産地として有名です。岡山三大河川のひとつである水量豊な旭川と、サラサラした砂地が多い砂壤土と呼ばれる水はけの良いこの地は、野菜の根が張りやすく、根にしっかり栄養を蓄えることができます。そのため、にらにとっても最適な栽培環境となっています。
手間と時間をかけて栽培
収穫までに2年必要
黄ニラはもともと青にらと同じ品種です。黄にらを育てるにはまず、青にらを育てることから始めます。種をまき、晴れの国おかやまの太陽の恵をしっかり受けた丈夫な青にらを収穫を行わず1年間しっかり成長させます。そうすることで、根(球根)に養分をしっかりと蓄えさせることができるのです。葉物であるにらは病害虫の影響を受けやすいため、日々目配りし、害虫を見つけ次第対処してできるだけ農薬を使用しないよう栽培しています。1年たったところで、青にらを刈り取り、黒いシートをかぶせ、2年目からようやく黄にらの栽培がはじまります。
太陽光を遮断して栽培
黄にらの栽培で欠かせないのが、太陽光の遮断です。光合成をせずに育てたにらは、黄色のまま葉が成長します。そのため、畑には一面、黒いシートをかぶせたビニールトンネルが広がります。
また、美しい色と味を引き出すために温度管理にも気を使い、夏は露地、冬は簡易ハウスで栽培しています。収穫したにらは、きれいに洗浄した後、より黄にらの色が鮮明になるよう天日干しを行います。
天日干しも気候や温度によって、干す時間を日ごとに調整しています。
<<黄にらがよく高級食材と云われるのは、収穫までに手間暇を要することに加え、光合成をさせず成長させるため、にら1株あたりから獲れる重量が青にらと比べて1/4程度であることにあります>>
黄にらの魅力
手間と時間をかけて育てた黄にらは、青にらと比べてクセが少なく、異なる上品な香りと独特の旨味、シャキシャキとした食感が味わえます。
また、脳の老化を食い止め、記憶力をアップさせるといわれているアホニンという物質が含まれています。
新鮮な黄にらをお届けするため
黄にらは傷みが早いため冷蔵が必須です。常に冷暗所に置いておかないと、光にあたって30分〜1時間程度で青くなります。
黄ニラ屋では、収穫したものを翌日には冷蔵で発送するので新鮮なままでお届けしております。
※商品が届きましたら、冷蔵にて保存いただき、お早めにお召し上がりください。
<長くお客様に食べていただけるよう、長く生産が続けられるよう、これからも一本一本丹精込めて栽培してまいります。>