就農のきっかけ
実家がメロン農家であったこともあり農業高校へ進学、気づいた時には農業一筋でした。
高校卒業後は、メロンの産地である静岡で研修を行いました。父親が行っていたメロン栽培を手伝いながら、社会経験も兼ねて農協に5年ほど勤務しました。その頃に足守メロン団地の構想が持ち上がり、その組合員の一人として参加してほしいと誘いをいただいたことをきっかけに就農、現在では1部屋100坪ほどあるハウス計8棟で、マスクメロンを年間延べ20〜21作行っています。
高品質で安全性の高い生産物を心がけ、微生物や酵素などの資材を活用して、植物が自ら有する力を最大限引き出せる環境条件をつくり出すことによって、より健全で美味しい「足守メロン」の生産を目指しています。
足守メロン
岡山市北西部に位置する足守地区は、昭和初期からメロン栽培が始まったとされ、100年近くの歴史ある産地として知られています。能瀬メロンは、そんな足守地区のメロン団地でメロン栽培一筋半世紀、一年を通して生産、お届けをしています。
当園のマスクメロンは、作物の自然力を活かしてできた、大きくて甘い、後味すっきりのメロンです。
栽培へのこだわり
<作物の自然力を最大限に引き出す>
岡山市にある足守地区は、温暖な気候、豊富な日射量、少ない降雨量に加え、山間部の寒暖差、綺麗な川の水に恵まれており、メロン栽培の適地と言えます。とはいえ、自然のままでは高品質なメロンの生産は難しいため、人間の手を加える必要があります。
水や温度や湿度の調節、病害虫管理をしたり、酵素や微生物を与えたりすることによって、メロンが本来持っている生命力、機能性成分を最大限に引き出しています。農薬は使用していますが、最低限に留めるよう心がけています。
過保護に育てなくても、甘くて旨味たっぷりのメロンができるようにするために、好条件の立地と作物の自然力を最大限活かすことが大事だと考えています。