創業から85年
肉のクマザワは昭和8年から続く精肉店です。
学生時代は県外に出ていましたが、代々続く精肉店への想いから卒業後岡山へ戻り、店の手伝いをはじめました。当時はBSE問題による影響もあり、食肉関連産業は景気も良くなかったことから、関連の仲間といろいろと工夫して乗りこえてきました。平成23年に3代目として代表取締役に就任、営業理念である「美味しい肉を安全にお届けする」という基本を大切に営業しています。
肉のクマザワのこだわり
安全にこだわって、高品質なお肉をセレクト
牛肉は黒毛和牛の4等級以上の品揃え、岡山県産の奈義和牛・おかやま和牛をはじめ、宮崎牛・松坂牛などのブランド牛も扱っています。また、豚肉は地元岡山産ピーチポークを中心に鮮度にこだわって商品展開、鶏肉も地元岡山県産の森林どりをはじめ、伊勢の赤鶏・大山どり等を扱っています。
当店が商品を仕入れる基準は、「自分たちが買う立場だったら何が欲しいか、自分たちが欲しい物を提供したい」という考えにあり、一つひとつ自分たちで目利きし、厳選したものしか仕入れません。
<奈義和牛>
岡山県奈義町の指定農場で生産された牛肉で、なぎビーフ銘柄推進協議会が定めた指定配合飼料と黒豆(作州黒)を与えた牛で、公益社団法人日本格付協会格付員により格付されたものです。
豊かな自然環境のもとでストレスを与えず育て、勝英地域特産の黒大豆「作州黒」を仕上げ期の飼料に添加して給与することで旨味が高まります。
当店では奈義和牛をブランド化される前から仕入れています。良いレベルで美味しさが安定しているだけではなく、実施に現地の牛舎へ見学にも行き、生産者の方々の奈義和牛に対する「熱い想い」、その想いが代々受け継がれていることから、継続的にいい牛をだしてもらえると確信がもてています。数年前にブランド化され、これからも伸びていくブランドであると思います。
<ピーチポーク>
純おかやま育ちのSPF豚を岡山特産の桃で評したブランド豚です。SPFとはSpecific Pathogen Freeの略語で、「特定(Specific)」の「病原菌(Pathogen)」が「ない(Free)」という意味です。SPF豚は高い衛生レベルの清潔な農場環境で飼育される健康的な豚のことで、無菌的に生産した子豚を第1世代として、清浄な環境で育成と増殖をして、SPF状態を保ちます。SPFで育てることにより、ストレスを与えずに育てられ、抗生物質の使用も少なくできるなどいろいろな効果が期待できます。農場は厳しい防疫管理のもと、従業員は入場するときに必ず毎回全身シャワーを浴びて、持ち込むものは全て殺菌消毒を行います。お肉のきめが細かく加熱してもやわらかく、豚独特の臭みが少ないお肉です。当店の豚の加工品は全てピーチポークを使用しています。
加工品は完全無添加
当店では、長年に渡って食品添加物を一切使用しないものづくりを行っています。2018年からは、より一層その想いをカタチにするため、ソーセージ工房を自社で開設し、無添加食肉加工品の製造を始めています。手間ひまは掛かりますが、本当に安心できる製品を作りたいという想いで様々な製品を生み出しています。これからも単に無添加にするだけではなく、素材の良さを引き出した本当においしい無添加加工品を目指していきます。
<IFFAドイツ国際コンテストで金メダルを受賞>
IFFAドイツ国際コンテストとは3年に一度、ドイツ・フランクフルトで開催される食肉加工の国際クオリティーコンテストのことで、約130年もの歴史があり、食肉加工のマイスターたちが、外観・食感・風味・色味・味など50項目にわたって厳しく審査し、減点項目が一つもなかったものだけが金メダルを受賞します。当店では2019年のコンテストで8商品が金メダルを受賞しました。
肉のクマザワ
当店では、これからもこだわり抜いてセレクトした高品質なお肉、安心・安全な自家製食肉加工品をご提供できるよう、これからも変わらぬ努力を続けてまいります。