・はじめたきっかけ
ハーブティーなどを提供する喫茶店を経営していた時に、ハーブの世話をしていたら見事にハーブの魅力にはまり、ラベンダーの研究として北海道の富良野へ足を運んだり、各百貨店へお茶の材料を探しに行きました。
しかし、有名百貨店であっても、お茶の材料とするハーブは、ほぼ外国産でした。そこで私は、国産のハーブを作ろうと決意し、ハーブの生産を本格的にはじめました。
作るからには、安心できるハーブを提供したいので、ハーブは農薬を一切使用せず栽培しています。そのため虫による被害が大きいものは破棄し、いい状態の素材だけを選別して商品化しています。虫のチェックをするためにも、ハーブは全て手摘みで行っています。小さなカモミールの花もです。農薬を使わないということは、とても手間がかかりますが、出来上がったものの味や香りは格段に違ってきます。
花や葉のキレイな色を損なわないように、なるべくそのままの状態でお客様に届けたいので乾燥も研究し、適正な温度・時間管理にこだわり、加工まで全て自社で行っております。現在も試行錯誤を重ね、よりよくなるよう研究をつづけています。
「安心できるハーブを見た目も味もすべて楽しんでいただきたい」という思いを胸に、少しでも多くの方に弊社のハーブを楽しんでいただけたら幸いです。
・夢 百姓が大切にしていること
ハーブ自体に農薬を使用しないことにより、ハーブ本来の色と力を引き出し、子供も飲める安心安全なハーブ栽培をモットーにしています。
夢 百姓ではハーブへの農薬は一切使用していません。そうすることにより、ハーブ本来の「濃い味」「色」「香り」を引き出すことができ、さらに赤ちゃんやお年寄りの方、どんな方にも安心して飲んでいただきたいからです。
ハーブは私たちの生活の中で、様々な役割を担っています。お肉やお魚の臭みを消したり、ハーブティーでリラックス、眠気覚ましなど日常的に有効的です。毎日体に取り入れるものだからこそ、より安全で安心なものをお届けしたいと私たちは考えています。
・栽培から商品になるまで
1,種・苗を取り寄せこだわり栽培
ハーブの種類により専門業者から種や苗を取り寄せ栽培しています。体に直接入るハーブには農薬を一切使用せず、できる限り有機肥料で栽培しています。土壌の様子を見ながら毎年栽培場所を変え、広大な土地を利用して輪作栽培をしています。
2,手摘みで収穫して乾燥など加工する
収穫には機械を使用せず一つ一つ手で丁寧に摘み取りしています。虫の影響のあるものや状態の悪いものは取り除き、良い色良い状態のものだけを乾燥・粉砕加工。ハーブの種類やその日の気温、湿度により乾燥時間や温度を変え、原材料の色や香りをできるだけそのまま保てるように管理しています。
3,商品をパック詰め・シール貼りなど行い商品化する
袋に詰める際も手作業。ここでもハーブの状態を一つずつチェックしています。水分量が多いものはここで再乾燥。封をしたら最後にシールを貼って完成です。
4,ECサイトや卸売り・直売を行う
弊社のオンラインショップ、農園での直売、岡山県内外の農産物直売所やお土産店でも販売しております。また、企業様からの要望で専用品種も栽培しており、レストランやコスメショップなどの企業様へも配達を行っています。
・6次産業化の取り組み
夢 百姓では商品の栽培〜収穫〜加工〜梱包〜販売まで1商品1商品、全ての工程を責任を持って行っています。
また地元の学校や施設・地域企業と繋がりを持ち、コラボ商品制作やハーブ収穫体験などを行っています。学生の方に6次産業の商品作りを体験してもらうことにより、地元の農業や産業という仕事に興味を持ってもらうきっかけになればと思っています。海外からの研修なども受け入れています。
地域資源を利用することを体験してもらうことで、地域の風土・伝統・食文化などの持続的保全の意識を持っていただければと日々精進しております。
・生産地について
岡山県東区の3つの山々と河川に囲まれた
広大な丘地帯で栽培しています
夢 百姓の農園がある「岡山市東区矢津」は3つの山々と2本の河川に囲まれた自然の中に広がる広大な丘にあります。集落に点在する畑は1号地から10号地まであり、栽培面積は合計14,500㎡(約4,300坪)以上あります。
春先から晩秋まで、この丘では約150種のハーブを育てています。
瀬戸内の気候は「晴れの国」と呼ばれるほど晴れの日が多く、ハーブはたっぷりと太陽の光を受け、のびのびと育っています。
自然の恵みをいっぱいに受け育ったハーブは、味も香りも格別です。