就農のきっかけ
就農前は、一般企業へ就職、システムエンジニアとして働いていました。以前、父から農園を手伝って欲しいとの声もありましたが、当時はシステムエンジニアとして日々多忙な生活を送っていたため耳を傾ける余裕がありませんした。
しかし就職して数年後、農園を経営する父も高齢になっていること、新たな業界でチャレンジしてみたいという想いが重なり2021年4月に就農しました。
農園の環境
美咲ブルーファーム寒竹は岡山県中央部の美咲町に位置し、ブルーベリーとお米の生産を行っています。
町内の大半は山林が占め、県内三大河川のうち、旭川と吉井川の2つの川が流れる豊かな自然に囲まれています。
ブルーベリーのこだわり
美咲ブルーファーム寒竹では、約50種類、1,300本のブルーベリーの木を愛情込めて栽培しています。
最新のポット栽培を採用
日本国内では栽培適地がほとんどなく、良質な果実ができにくいため、仕入れはほとんどが輸入品に頼っているのが現状です。
当農園では、生育に必要な環境を整え、日本でも良質で美味しいブルーベリー栽培が可能な「ポット栽培」を採用しています。ポット栽培は、1本ずつポットにブルーベリーの苗を定植し収穫まで育てる栽培法です。この栽培法によって、連作障害の心配がなくなり、根系がポット内に限られることで木全体に栄養が行きわたり、大玉、高糖度といった品質の良いブルーベリーが生産できます。
また、水は伏流水を使用し、肥料は天然素材の有機肥料「ステビア」を独自に考案したお茶パックを使用した点滴方式で効率よく栄養を与えています。
天然素材の有機肥料で健全に育てることで、安心・安全なブルーベリーの生産を可能にしています。
お米のこだわり
美咲ブルーファーム寒竹では約10町の水田で、コシヒカリやあきたこまち、ミルキークイーン、もち米(ヒメノモチ)などを栽培しています。
一畳分けによる栽培
温暖な気候の大地に、豊な自然が広がる岡山県は「晴れの国おかやま」と呼ばれています。
そんな恵まれた岡山の気候だから、高品質でミネラル豊富なお米が栽培できます。
当農園では、苗と苗の間にスペースを確保する一畳分によって栽培しています。この方法によって風通りが良くなり、質の良いお米が生産できます。
付加価値の高い加工品生産
美咲ブルーファーム寒竹では、自然の恵を受けて育った高品質なブルーベリーをふんだんに使って、ジャムやソース、飲む酢などを製造しています。ブルーベリーの風味を活かしながらうま味を凝縮させています。また、冬場にはもち米を使って、正月もち・豆もちの製造も行っています。
地域に根付いた農園を目指して
農園では6月中旬から8月中旬にかけてブルーベリー狩りが楽しめます。また、農園カフェもオープンに向けて準備中です。
これからも安心・安全な農作物をご提供し続けるため、努力を惜しまず丹精込めた商品作りで、地域に根付いた農園を目指していきたいと考えています。