6年前、事務の仕事からぶどうの生産者へ転身しました。
きっかけは、妹の嫁ぎ先のぶどう農園を手伝うことがとても楽しく、自分で一からぶどうを生産したいと思うようになったことです。思い立ったが吉日。さっそく事務の仕事を辞め、ブドウの生産に専念することにしました。試行錯誤を重ね、昨年やっと思うように収穫できるようになりました。
現在正金農園では、「シャインマスカット」を主に育てています。色々なぶどうを食べていますが、その美味しさに感動した「ゴールドフィンガー」という少し珍しい品種や「クインニーナ」も育てています。
良い土が強いぶどうの木を育てる
良い土にするため、堆肥、刈った草、もみ殻の他、有機肥料は、共感でき信頼のある会社のものを探して使用しています。幸いこの地区の土壌には、植物が光合成を行う葉緑素を作るのに必要な、鉄分がわりと多く含まれているので、ぶどうの木が育つために良い影響があります。
良い土で育った木は、多少の虫や、病気にも打ち勝つ強さを持っていると思います。元気な葉は固く、かじってもおいしくないので虫は逃げていくし、病気がついたとしても、木の力で菌が増えない状態にします。
正金農園では、今のところ殺虫剤、除草剤も使わず育てることができています。しかし殺虫剤を使用しなければ、虫は来ます。毎日ぶどうの木を見てまわり、虫や病気のチェックは欠かせません。
喜ばれるぶどうを作りをしたい
正金農園のぶどうは減農薬にこだわって生産しているので、甘くて美味しいのはもちろん安心して召し上がっていただけます。購入してくださった方が「昨年よりおいしいね」「美味しかったから、また買うよ」と声をかけてくださることが、ぶどう作りをしてとてもうれしい瞬間です。これからも喜んでいただけるぶどうを作っていきたいです。
加工品もゆくゆくは販売したいと思い、干しぶどうを試作中です。シャインマスカットで作る干しぶどうは、感動の見た目と甘みです。皆様にもぜひ味わっていただきたく試行錯誤していますので、お楽しみに。