就農のきっかけ
若い頃から演劇に興味があったこともあり、役者を目指して上京、演劇の道に進んでいました。上京している間も農業を経営する両親と地元岡山・雄神地区活性化への想いがあり、役者として納得できる芝居ができたことも重なったことから10年前に岡山に戻り、山雄園芸の5代目として就農しました。農業はとても奥が深く苦労も多いですが、周りの人に助けられながら、山雄園芸代々受け継がれている愛宕梨・シャインマスカットの生産に奮闘しています。
岡山県東部・雄神地区は愛宕梨の産地
岡山県は、愛宕梨の栽培面積が全国で一番広く、中でも雄神地区は最も大きな産地とされています。昔はヤーリー梨をメインで生産していましたが、60年ほど前から愛宕梨の生産を始めました。
愛宕梨は大玉ゆえに変形果が多く摘果が難しく、長期間の試行錯誤を重ねてきました。
また、南向きの斜面で育てていますのでたくさんの雨が降っても土壌の水分が過剰にならない上、風通しが良いので高品質な果実が育ちます。
肥料は信頼している会社のものを使用し、減農薬栽培に努めています。
斜面を利用してぶどうを栽培
水はけが良く南向きの斜面はぶどうの栽培にも適しており、10年前よりシャインマスカットも丹精込めて育てています。
先代の栽培方法を受け継ぐとともに、近隣農家の支えや気づいたことをもとに研究し、改良を加え、より良いものを生産するため頑張っています。