サラリーマンから就農
小幸農園は、岡山市街地より車で約20分、田畑に囲まれたのどかな地に位置し、ブドウ、お米を栽培しています。
親子二世代にわたって受け継がれている農園と地元活性への思いから、勤めていた県内の企業を退職し、2017年に就農しました。
食べている人の顔を想像しながらブドウやお米を生産し続けたいとの想いから、手間がかかっても、自分が納得した方法で栽培を行っています。
ブドウへのこだわり(10種類以上を栽培)
☆樹上完熟したブドウを収穫☆
バナナや桃などの果物は、収穫後も置いておけば甘くなりますが、ブドウは甘くなりません。それは、バナナや桃の果物は「追熟」という収穫後に果物の中の酸が糖に変わる現象が起きているからです。ブドウはこの追熟現象がないため、糖度が低い状態で収穫した場合、その状態から糖度が大きく変わることはありません。
樹上完熟させたブドウは、その品種がもっている甘さ、酸味、香りのバランスある美味しいブドウが味わえます。
☆乳酸菌栽培☆
土壌中の良質細菌を活性化させて有害微生物を減らすことにより、土壌中の微生物生態系の状態を改善し、ブドウの樹を健康にします。
▼理想的な土壌環境を作る
植物は、土壌微生物の助けを借りて生長しています。土壌菌を活発にし、有機肥料の発酵を促進します。その為、より良い栄養環境にある土壌になります。
▼植物本来の力を発揮する
土壌環境が良くなる事により、ブドウの樹が健康になり、根の生長を促進し、光合成も活発になります。その為、糖度が高くコクのあるブドウが出来るようになります。
肥料にもこだわり、「海草」「竹パウダー」「有機りん」などの有機肥料を基本に使って栽培しており、出来る限り農薬、化学肥料を使わないことを目標にブドウ作りを行っています。
お米へのこだわり
☆醤油粕を使用☆
稲作では、肥料に醤油粕を使用しています。稲の健全な生長につながる良いグルタミン酸や食物繊維を含んでいて、醤油を発酵させた菌の力も働きます。その結果として美味しいお米が作れます。
現在は「ヒノヒカリ」「きぬむすめ」「朝日米」を栽培しています。
笑顔と小さな幸せを
小幸農園は、わたしたちのブドウやお米を食べていただいたお客様から「美味しかった!」「ここで買って良かった!」などのささやかで小さな幸せを感じていただきたい、という想いから名付けました。「笑顔と小さな幸せを」を理念に、お客様はもちろんのこと、小幸農園と少しでもご縁がある皆様を笑顔にすることのできる農園を今後も目指していきます。