土井農園は、岡山県の南西部にある矢掛町山ノ上地区に位置し、昔から伝わる最上干柿づくりをはじめ、野菜・果樹栽培から加工品を製造・販売しています。
もともとは、家業である干柿とりんごの生産は父と母が兼業で行っており、その手伝いをしていました。年々、手伝う頻度も増え、お客さまとの関わりも増えてくるなかで、「美味しかったよ、ありがとう」「来年もよろしく」といったお客さまの声をいただく機会が増え、この家業をしっかり引き継いで頑張らないといけないと想いました。
そして、自家栽培のものを使用した農産物加工品等の生産量を増やし、より多くの方に知っていただき、食べていただきたいと想い、就農しました。
最上干柿とは
むかしむかしのお話。
山ノ上で作った干柿を食べたお殿様から、「最上級に美味しい干柿だ」とのお褒めの言葉を賜りました。
それから山ノ上の干柿は「最上干柿」と呼ばれるようになったと伝えられています。
土井農園の干柿づくり
手間暇かけた干柿づくり
一つ一つ手作業で丁寧に皮を剥いた西条柿を、独自の木造の柿干場で縄につけてつるし、約40日間の間、毎日目を通し、手を掛けていきます。
西条柿は繊細な柿のため、日に当たりすぎても、風に当たりすぎても、湿度温度が上がりすぎてもきれいに乾きません。毎日の変化に気を配りながら、
美しい色と柔らかさにこだわり、昔ながらの天日乾燥で干し上げていきます。シーズンでの生産は約1万個前後行っています。
栽培地の環境
雲海の見える場所
当園のある山ノ上地区は、その名の通り岡山県矢掛町の西北部の山の天辺にあります。標高約250mの独特な隆起した地形は冷たい風が通り、雲海を臨むこともできます。
干柿は湿気が大敵となるため、その地形を利用して昔から干し柿作りが盛んに行われてきました。山ノ上地区では毎年11月頃になるとオレンジ色の柿のカーテンが現れ、晩秋の
冷たい風によって、じっくりと最上干柿が出来上がっていきます。
干柿加工品
若い世代の方々にも最上干柿を身近に感じて、手にとっていただけるようオリジナルの加工品づくりも行っています。
<ほしがきちょこ>
カットした最上干柿に、口どけの良いホワイトチョコをコーティング。若い女性やプレゼントとしても人気です。
<最上巻柿 柚子>
最上干柿のヘタと種を取り除き、刻んだ柚子皮と共に巻いた最上巻柿。干柿の上品な甘さと柚子の香りが、お茶にも紅茶にも、お酒のおともにもおすすめです。
<最上巻柿 大納言>
最上干柿と特性大納言餡を巻いた贅沢な一品です。最上干柿と餡の触感が楽しめ、甘さを揃えることによる一体感のある究極の和菓子になりました。ご贈答にもおすすめです。
野菜・果樹栽培から加工品
干柿の他にも自家栽培の素材、季節の野菜や果物をたっぷり使用したオリジナルの加工品も製造・販売しています。
土井農園のモットーは「手作り」、原材量もできる限り自分たちで作ったものを使って保存量や着色料を使用せずつくることを大切にしています。
”ご家族で美味しいと喜んでいただける、楽しんでいただける商品づくりで、ちょっと心のこもった商品づくりを心がけています”