祖父の代から4代にわたって続く農園
スコレーは岡山駅より車で約30分、岡山市北区御津吉尾に位置し、この地区は昭和初期からマスカットオブアレキサンドリアの産地として知られています。
祖父の代から4代にわたって続く農園で、現在では施設面積約2250坪内に30品種以上のふどうの他、洋蘭やドラゴンフルーツも栽培しています。
昭和初期から続く産地ならでのぶどう作り
地下と室内の空気を循環させる「地下熱加温」や、根を枠で囲い、養分・水分を効率的に管理できる「根域制限」の農法で高品質なぶどうを栽培しています。この農法で現在では30品種以上のぶどうをそれぞれの特徴をだすようにして作っています。
一度見たら忘れられない「ドラゴンフルーツ」
ドラゴンフルーツはサボテン科の果樹で、長さ十数センチの楕円形の実を付けます。代表的品種の果肉は白と赤の2種類で、一面に黒ゴマのような種子があります。さわやかな甘みとほのかな酸味が特徴です。
スコレーでは温室のノウハウをいかし、南国の果物「ドラゴンフルーツ」を農薬、化学肥料を使わない手法で栽培しています。
息子が大学時代に熱帯植物の研究をしていたとき、ドランゴンフルーツが機能性のある果物であるとわかったことが栽培のきっかけでした。栄養価が高く食物繊維が豊富で、美容・健康食品としても注目されている果物です。
6次産業化商品
自社農園で栽培したぶどう、ドランゴンフルーツを使用してフルーツカレーなど様々な商品を開発しています。
中でもぶどうジュースは、本当に美味しいジュースを作るため、加工専用のぶどうハウスを設けて栽培しています。生食用のぶどうと違い収穫のタイミングが異なるためです。
生食用のぶどうは樹上完熟したものを収穫しますが、ジュース用に加工するぶどうは同様にして収穫すると、ただ甘いだけでおいしくないジュースとなります。糖度が上がりつつ、酸度が下がりきる前に収穫が必要となるためその見極めには苦労しますが、美味しいジュースをつくるために徹底しています。