
就農のきっかけ
地元農業高校へ通っているときから「将来は野菜などおいしいものを作る仕事に携わりたい」という想いがありました。卒業後は飲食店に勤務していましたが、2018年に農業研修制度を利用して施設栽培の茄子作りを勉強、2019年8月に就農しました。現在では、にんじん・ケール・ビーツなどの野菜も栽培しています。
また、就農前には野菜ソムリエ・食育アドバイザーの資格を取得しており、食農教育や収穫体験などの取り組みも行っています。
美味しい茄子を通年お届けするために
一般的に茄子は暑さ盛りの夏野菜とされていますが、MOMO農園では岡山の暖かな気候と寒いときはハウスの中で暖房を焚き温度管理を徹底する事で通年美味しい茄子を皆さんにお届けできるようになりました。
茄子は生長が早いことから、美味しい茄子を作るため毎日剪定作業を行っています。また、悪い虫を食べてくれる虫をハウスに導入する天敵栽培をして、なるべく農薬を使用しないように努めています。

どんな料理にも合う茄子
施設ハウスの中で丹精込めて育てた茄子は皮が柔らかくて味が濃く、どんな料理にも合います。
朝採れ届きたての新鮮なものは、生で齧るとほのかに薄甘く林檎の王林のような食感と風味があります。
オリーブオイルをかけて生ハムとお好みの野菜と一緒にサラダで生食も新鮮です。
また、軽く塩揉みして浅漬けにわさび醤油を漬けて食べると茄子のお刺身感覚が味わえます。
オススメは油を使わず丸焼きする焼き茄子です。
皮を焼いて焦がして真っ黒に焦げた茄子は水に浸けないで指先を冷やしながら熱いのを我慢して豪快にそぎ取ります。中味の茄子はトロットロに柔らかいのに、実は引き締まり歯ごたえは抜群!
是非焼いた後、茄子からでる実汁とともに醤油を少しかけてお楽しみください。
食品ロスをなくすための取り組み
農家として「食品ロス」に対して取り組みができないかと考え、2018年に設立されたフード・シェアリング・ジャパンのメンバーとしても活動しています。
食品関連事業者、農家等から販売不可食品(販売出来ないけれど食べられる食品)を引き 取り、それを必要としている団体や施設に対し、無料で配達する「フードバンク」活動です。
これからも美味しい野菜を生産することだけでなく、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。