就農のきっかけ
白いきくらげと出会ったのは2018年の春。白いきくらげを栽培している農場に見学に行ったのがきっかけでした。まるで白い花のように咲く姿に心惹かれ、魅了されました。国内で白いきくらげを育てる農家はあまりないことから、白いきくらげの栽培に挑戦したいという気持ちが強くなり栽培を始めました。
白いきくらげとは
白いきくらげとは、黒いきくらげを栽培中、約10,000分の1の確率で、突然変異でできる白色のアラゲキクラゲです。結ファームが作る結きくらげ(白いきくらげ)は“肉厚”でコリコリっとした食感が特徴です。無味無臭なので、いろいろな料理で食感を楽しんでいただけます。
結きくらげ(白いきくらげ)の魅力
栄養豊富な美しい結きくらげ
結きくらげには必須アミノ酸、食物繊維、カルシウム、ビタミンD等のたくさんの栄養素が含まれていて、健康と美容に役立つ食材です。
結きくらげの栄養について
栄養比較表
種類 |
エネルギー |
不溶性食物繊維 |
カルシウム |
ビタミンD |
結きくらげ(白) |
179 |
79.4 |
103 |
1340 |
椎茸 |
182 |
38 |
10 |
12.7 |
舞茸 |
182 |
39.4 |
2 |
20 |
きくらげ(黒) |
171 |
73 |
82 |
128.5 |
結ファーム(株)栄養成分調査資料と日本食品標準成分表2015年より
※天日干ししたデータに基づく
必須アミノ酸含有量
バリン |
425mg |
ロイシン |
546mg |
イソロイシン |
279mg |
リジン(リシン) |
300mg |
メチオニン |
83mg |
フェニルアラニン |
404mg |
スレオニン |
449mg |
トリプトファン |
157mg |
ヒスチジン |
163mg |
※100gあたり
完全国内生産!安心安全で貴重な結きくらげ
日本国内で消費されているきくらげのほとんどは輸入品です。白いきくらげの生産は白い色を保つため、温度や湿度をこまめに調整する必要があり、栽培が難易です。結ファームのきくらげは、完全国内生産で、栽培中農薬を使わないため、安心して食べられます。
岡山県和気町で丹精込めて作る、繊細な結きくらげ
岡山県和気町という気候の穏やかな土地で、希少価値の高い結きくらげ(白いきくらげ)を丹精込めて作っています。
きくらげが育つまで
菌床搬入
白いきくらげの生産は、ビニールハウス内の棚に菌床を並べることから始まります。菌床は1棟のハウスに約3,000床搬入します。
環境づくり
栽培中農薬を使用せず、温度・湿度・二酸化炭素・酸素を調節します。
徹底した管理で成長を見守る
きくらげは、カビが大敵。毎日観察をして、カビが生えたら全部取り除き、ひどいものは捨ててしまいます。水分と換気の管理を徹底することで、2週間ほどすると小さなきくらげができ、3~4週間で大きなきくらげに成長します。
スプーンで収穫
きくらげを傷つけないように丁寧に収穫します。
根切り
きくらげの根っこの部分である石突きを切り取ります。
処理して商品化
洗浄し検品後、生きくらげは梱包して出荷、乾燥ものは乾燥機に入れたあと天日干しを行い、梱包して出荷します。