就農のきっかけ
もともとグループ会社のおもちゃ王国で勤務していましたが、2020年食育に関する新規事業として参入した農業事業の担当として会社から声をかけていただいたのがきっかけでした。農業はまったくのはじめてで不安もありましたが、前農園であるタートルファームのオーナーによる研修もあるとのことで、真剣に一度取り組んでみる価値はあると思い、決意しました。今後は、おもちゃ王国で培ってきた「知育」の経験を「食育」にも活かしていければと考えています。
せとうち農園とは
瀬戸内海に面した当園は、瀬戸内の太陽の恵みと、機械化、自動化された採光性の高いビニールハウスにより高品質のトマトとイチゴを栽培しています。
栽培は苗づくりから始まり、培地と水と養液にこだわり、樹上完熟したものを収穫しています。
農園のこだわり
<苗づくり>
苗テラスと呼ばれる設備で種から病気に強い丈夫な苗を育てています。
<こだわりの培地>
保水性・通気性・保肥力の高いロックウール・やしがらを使用した培地に、機械制御の養液を日射量に基づいて計画的に与える、養液栽培で栽培しています。
<こだわりの水>
天然の伏流水が集合した溜め池から水を引き、殺菌およびph調整をした水を原水として作物を育てています。
<樹上完熟>
完熟する前に収穫してしまった作物に比べて、糖度が高くなるため、味が濃く、栄養価も高いおいしい農作物がお届けできます。
<こだわりのビニールハウス>
一般的なビニールハウスよりも採光性の高い素材を使用しており、瀬戸内の太陽の恵みがハウス内にたくさん取り込めます。
<安定品質・安定供給>
ハウス内の温度や日射量、CO2濃度、培養液量等の調整を自動化しており、安定したコンディションを保つことができることで、品質・供給量が安定して栽培できます。
完熟トマトの加工品
自社加工場で、樹上完熟したトマトを使って、果汁やケチャップ、ピューレを製造しています。リコピンの摂取がしやすいと言われている果汁はトマト100%で保存料も使用していません。
子ども達に、作る喜びと食の大切さを「食育事業」
当園では、身近な野菜や果物がどのように作られるのか、どんなふうに実をつけるのか、そして食べ物を作る大変さや大切さを体験してもらうため、子どものための「食育」についての活動も行っています。また、岡山県内の大学と連携して、野菜の収穫と収穫した野菜の調理なども行っています。これらの体験を通じ、子ども達が「食」に関する知識を身に着け、農業に関心を持つきっかけづくりを行っていきたいと考えています。